住宅
プロジェクト名: 澄心寺庫裏計画
計画年: 2008年4月
計画地: 長野県上伊那郡箕輪町
曹洞宗澄心寺の本堂横に建つ庫裏計画。庫裏内に一般の人が入れるコモンスペースをつくりたいという住職の要望にしたがって、プライベートスペースに螺旋状のコモンスペースを組み込んだ。自然な動線の流れを引き込むため、メガホンのように口の広くなったエントランスの土間から人々を誘い、外周部をめぐりながら、3階のホールへとゆっくりと上がる。庫裏外周を半周する階段部分からには、連続した開口部が外部に向けて空けられており、背後の緑豊かな山や裏庭、そしてゆったりと反り上がる大屋根を景色に取り込む。
3階のホールは、かつて村のコミュニティとして機能した、伝統芸能などを催す場の「農村舞台」として用いることを想定している。ホールからは、緩やかな丘の斜面と街の風景が一望できる。1階と3階のホールを結ぶ導管によって、上階での人の様子、アクティヴィティ、空気、光、風、声、音、におい、ざわめきといったものが、下階に伝わり、人々の動きを誘う。
プライベートな住宅の領域は完全に独立して用いることができるが、住宅部分と共用部分はホールで接し、必要に応じてどちらにも用いることのできる緩衝ゾーンとしてのテラスも用意されている。
計画年: 2008年4月
計画地: 長野県上伊那郡箕輪町
曹洞宗澄心寺の本堂横に建つ庫裏計画。庫裏内に一般の人が入れるコモンスペースをつくりたいという住職の要望にしたがって、プライベートスペースに螺旋状のコモンスペースを組み込んだ。自然な動線の流れを引き込むため、メガホンのように口の広くなったエントランスの土間から人々を誘い、外周部をめぐりながら、3階のホールへとゆっくりと上がる。庫裏外周を半周する階段部分からには、連続した開口部が外部に向けて空けられており、背後の緑豊かな山や裏庭、そしてゆったりと反り上がる大屋根を景色に取り込む。
3階のホールは、かつて村のコミュニティとして機能した、伝統芸能などを催す場の「農村舞台」として用いることを想定している。ホールからは、緩やかな丘の斜面と街の風景が一望できる。1階と3階のホールを結ぶ導管によって、上階での人の様子、アクティヴィティ、空気、光、風、声、音、におい、ざわめきといったものが、下階に伝わり、人々の動きを誘う。
プライベートな住宅の領域は完全に独立して用いることができるが、住宅部分と共用部分はホールで接し、必要に応じてどちらにも用いることのできる緩衝ゾーンとしてのテラスも用意されている。
プロジェクト名: ウィークエンドハウス「テセラクト」
計画年: 2002年06月
計画地: 石川県、辰口町
斜面地を利用した週末住宅。住宅全体は、水回り、書斎などを集めた閉鎖的な部分(平地)と、リビング、ダイニングを含む開放的な部分(斜面地)に分けられる。斜面に持ち出された部分は、平面的、断面的に傾斜が加わっており、内部の空間に立体的な奥行き感を生み出している。建築を斜行しながら移動する動線は斜面と連続することにより、斜面の一部を建築に取り込んでいる。持ち出しのヴォリュームに吊られたガラスボックスからは周囲の豊かな眺望が一望できる。擁壁に仕込まれた反射板が映し出す形態の全体像は、四次元立方体(=テセラクト)を三次元に投影したものでもある。
計画年: 2002年06月
計画地: 石川県、辰口町
斜面地を利用した週末住宅。住宅全体は、水回り、書斎などを集めた閉鎖的な部分(平地)と、リビング、ダイニングを含む開放的な部分(斜面地)に分けられる。斜面に持ち出された部分は、平面的、断面的に傾斜が加わっており、内部の空間に立体的な奥行き感を生み出している。建築を斜行しながら移動する動線は斜面と連続することにより、斜面の一部を建築に取り込んでいる。持ち出しのヴォリュームに吊られたガラスボックスからは周囲の豊かな眺望が一望できる。擁壁に仕込まれた反射板が映し出す形態の全体像は、四次元立方体(=テセラクト)を三次元に投影したものでもある。